抹茶がロンドンナーのライフスタイルに溶け込んできつつある

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ここ数年の抹茶ブーム。私が現在滞在しているイギリス、ロンドンでも抹茶は大人気で、日本でおなじみの【辻利】やロンドン発の【JENKI】という抹茶バーなど、抹茶を提供するお店はいつも多くのお客でにぎわっています。

そんな人気な抹茶が、ロンドンではどんな風にライフスタイルに取り入れられているのか?

私も抹茶大好きでロンドンでも抹茶をよく飲むので、ロンドナーにとっての抹茶とはどんなものなのか、ちょっと見てみようと思います。

ロンドンには抹茶を提供している店がとっても多いです。PretやGAIL’S、NERO、COSTAなどイギリスやヨーロッパのチェーンコーヒーショップにも普通に抹茶のメニューがあります。

抹茶がこんなに受け入れられているのって驚きです。

もう、”Matcha” と聞いて「何それ」という人はいないんじゃないかってくらい。

街を歩くと、緑色のドリンクを片手に歩いている人を1日に3人は見ている気がします(笑)

シンプルに美味しいし、あの優しいほろ苦さが大人にちょうどいいんでしょうね。実際ロンドンで抹茶を飲んでいるのは大人ばかり。

「美味しくてヘルシーだから」「味が好き」「いつもコーヒーだから気分転換に」などの理由でロンドンの人にも親しまれているようです。

抹茶ラテ1杯は大体£5~6(1000~1200円)で売られており、コーヒーや紅茶のメニューとの差は£1~2前後。約200円くらいの差で気軽に飲めるのも、人気のひとつ。

抹茶は普通の紅茶のように茶葉を煮出すのではなく、「葉をまるごと挽いて飲むので栄養素をしっかり取り入れることができるからヘルシー」という印象もあってか

特にヨガやピラティスをする女性たちに絶大な人気があり、ロンドンではピラティス×抹茶ラテというイベントも見かけることも。

人気ファストフード店GREGGSの抹茶ラテ告知イベント-Matcha & Move

スカイガーデンの抹茶ラテ付きヨガクラス

ヨガウェアを着て片手に抹茶を持って歩いている人々の姿は今やアイコン化しています。

でも、こっちで人気なのは抹茶ラテにイチゴソースなどを加えたアレンジ。めっちゃヘルシーというわけではなくなるけどな、、。

他にも日本では見たことないようなアレンジ抹茶、たとえばシナモンやクローブなどを加えた抹茶チャイや、ブルーベリー、ラベンダー、キュウリとエルダーフラワー、、などもあり面白い発想で勉強になります。ちなみに抹茶チャイはちょっと微妙でした。抹茶に合わせるのは抹茶の風味を消さない程度の香りのものがいいな。

抹茶×キュウリとエルダーフラワー。爽やかそう。

それでも、ロンドンで飲める抹茶は美味しい。ラテも、シンプルな抹茶も、ここは海外だということを忘れるくらい美味しくてビックリしました。

正直、他のヨーロッパの国ではあまり美味しくなかったこともあるのですが、ロンドンでは今のところ残念な抹茶に出会ったことがありません。

抹茶は空気に触れてから品質が低下するのが早く、保存状態が良くなければ枯葉のような色味になったり、苦みが強くなったりします。ただの流行りにのっとって抹茶を置いているだけで、抹茶の状態を見極めることができない店があってもおかしくないんですが、さすが紅茶をたくさん飲む国、茶の扱いを分かっているようです。(多分関係ない)

かと思えば、ミルクや砂糖などの混ぜ物系なのに、茶道用の一級品(ストレートで味わうべき)を使っていることを高級抹茶ラテとして強調している、もったいない抹茶の使い方をしている店もあるとか。

日本のように用途ごとに使い分けるところまでは浸透してないかもしれません。

JENKI Matcha | Ritual Starter Set | Ceremonial Grade Matcha

それから外で抹茶ドリンクを買うだけでなく、家で抹茶を楽しむ人も増えてきています。高級な日本の抹茶と茶道具のセットをそろえる人もいれば、アジア系スーパーに売っているコスパの良い中国産の抹茶で済ませる人も。日本産の方が値段は倍近く高いから、安い方を選ぶのは自然な流れだと思います。

私が学生時代にお世話になった、お茶屋を経営されている方と話す機会があったのでこの中国産の抹茶について聞いてみました。

その方はアジアをはじめ海外でも店舗を構えていて、日本の茶文化を広めるためにまだまだ他の国でも店舗をオープンしていくそう。

どうやら中国産の抹茶も、日本の技術を学んで日本の機械を使用したうえで生産しているところもあるからそんなに違いが明らかなほどではないよ、ということでした。(中には明らかに着色料を使っているものもあったりするけど、、)

日本で様々な抹茶の味を知っている日本人とは違い、まだまだイギリス、ヨーロッパでは “Matcha” の存在がやっと認知されてきたレベルで、ヘルシー志向や新しいものを楽しみたい人たちの選択肢のひとつとして広がっているトレンドの段階。

これが日常の一杯の選択肢として普通に選ばれるようになっていけば、きっと味や質の違いにも目を向けるようになる人が増えると思います。

赤いバスが走るこの街で、鮮やかなグリーンの一杯が当たり前になる日。
それは流行ではなく、ロンドンのライフスタイルの一部として、静かに溶け込んでいるのかもしれません。

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