フィレンツェから高速鉄道で3時間かけてナポリへ。
ナポリでは何食べようかなぁー、やっぱりピザはマストだし、ナポリ発祥のスイーツもたくさんあるし、、と食べ物のことしか考えていなかった私は、到着して駅を出た瞬間、イメージと程遠いナポリの街並みにびっくり!
え、ここってイタリアだよね?
なんというか、、東南アジアのようなカオス感に移民の人たちのちょっとコワそうな雰囲気。落書きやごみの山などがすぐに目に入ってきて、とにかくもう治安の悪い感じがプンプン。(笑)


どこを歩いても芸術的だったフィレンツェの後だからギャップがすごい。
ここまでにローマ、ピサ、チンクエテッレ、フィレンツェと行ってきたけど全然違う雰囲気なことにびっくりしました。昔はイタリアは小さな国に分かれていたし、縦に長い国だから北と南で文化や景観が違うのは当たり前ではあるんだろうけど、、
あまりゴミゴミした写真を撮るのもどうかと思ったのでこのくらいの写真しかとってませんが、結構、ゴミが散乱していてひどかったですね。

ソファとかも転がっています。これはきれいな方。
少し萎え気味でスタートしたナポリ旅ですがとりあえず宿に向かいます。
駅の近くでバスを待っていたら、アフリカ系の男性がやってきて一緒に待つことに。
軽くしゃべったけど、何かイライラした様子だったのでちょっと怖くなってきて(笑)
次のバス停まで歩いて移動。でも、バスがぜんっぜん来ない。
時刻表はあるけどその通りには来ないし、グーグルのリアルタイムトラッキング?も当てにならないからバスがいつ来るのかわからない。
たまに時間前に来ることもあるし、30分遅れだって普通。
だから、もし早く来た時のために10分前から待機していたのに30分遅れで来たりなんかしたらめちゃくちゃ困る!みんなどうしてるんだろう?
結局セントラル駅から宿まで40分歩きました。
この道中もなかなかの治安の悪さ。宿の周辺の雰囲気もあまり良くはなかったな。でも、いたる家庭のベランダに干してある布団のシーツから洗い立てのいい香りがしてきて、なんだか安心したような瞬間もありました。
ちなみに私が泊まったのは空港近くのこのバックパッカー↓
https://maps.app.goo.gl/2J12WZx9dmoc1R9UA
清潔感があって宿自体はよかったし、空港まで歩いて行けるのはよかったかも。
でも治安が心配な人は港エリアかサンタルチアら辺がいいのかな。
友達は港近くのこのバックパッカーに泊ってて、良かったと言ってました↓
https://maps.app.goo.gl/yT5mMsJ9eZTEyfna8
宿に着いたのは16時ごろ。夜は出歩きたくないので近くにあったピザ屋さんで、早すぎる夜ご飯をゲット。

人生初、ホールピザ独り占め!
生地がもっちりしていてめちゃくちゃ美味しい!直径30cmくらいで€6 (990円)!この美味しさでこのサイズでこの値段、幸せを噛みしめながら味わいました。
さて、ナポリといえばピザっていう感じですが、実はナポリ発祥のスイーツも色々あります。
今回私が食べることができたのはババ、スフォリアテッラ、パスティエラの3種。

ババ(Baba)
ババはコルクのような形をしたふわっふわのブリオッシュ生地にたっぷりのラム酒入りシロップが染みこんだ大人向けのスイーツ。シロップが染み染みでも、生地には弾力があってふんわり。その食感につい、いくらでも食べられそうになりますが、酔っぱらい注意です!

スフォリアテッラ・リッチャ(Sfogliatella ricca)

リコッタチーズがたっぷり

スフォリアテッラ・フロッラ(Sfogliatella frolla)
こちらはスフォリアテッラ。薄いパイ生地が重なったスフォリアテッラ・リッチャはバリバリ食感が魅力。フロッラのほうはしっとりしたクッキー生地でこれもまた美味しい。(こぼさずに食べやすいのはフロッラ)
中にはリコッタチーズの詰め物がぎっしり。クラシックなものがリコッタとオレンジピール。ほかにもレモンやピスタチオ、あとバジルやサラミ入りなどの塩味系なんかもありましたね。
アマルフィ地方の修道院で作られたのが始まりだそうです。このあとシチリア島にも修道院菓子を食べに行ったのですが、昔は修道院でお菓子を買うのが一般的だったようです。

パスティエラ(Pastiera)
パスティエラはナポリでイースター(復活祭)に食べられるお菓子。今ではイースターに限らず年中売られていて、好きな時に食べられます。
タルト生地に茹で小麦、リコッタ、オレンジの花水などで作ったフィリングが詰まっています。茹で小麦のつぶつぶ感がいいアクセントになっていて、優しい甘さと爽やかなオレンジの香りが合わさって一口食べれば優しい気持ちになれます。
ナポリのスイーツを楽しんだので、サクッと観光も。

有名なマラドーナの絵
よく見ると、顔の部分が扉になってます。これ、せっかく見に行ったのに開いていたら結構ショックだな。人が住んでいるのなら仕方ないけど、、(笑)

Galleria Umberto I

ガラスの天井が綺麗なショッピングセンター。ナポリにも綺麗なところあるんですね。(失礼)



ナポリの人気ストリートフード、「揚げピザ」が美味しいと口コミの高かったこちらでランチ。
https://maps.app.goo.gl/YmMHZwFSnHUc9LTL9
店内にはサッカーのユニフォームがたくさんぶら下がっています。
タコとサラダの揚げピザ。シンプルに美味しい。ただ、食べにくい(笑)
周りを見渡すとみんなナイフとフォークで食べてるんだけど、生地が揚げてあるから表面が固めで、ふつうの優しいナイフ(ステーキ用とかのギザギザ刃じゃないタイプ)ではめちゃくちゃ切りにくい。これはテイクアウトで片手に持ってかじりつくのが食べやすいパターンだったなと、、
おひとり様なので黙って苦戦しながら食べました(笑)

ティラミス(Tiramisu) はお酒が効いていて、レモンのお菓子(Delizia al limone)は激甘
フィレンツェでできた友達がナポリに到着したので合流。
https://maps.app.goo.gl/5ktZAsdssqiUVVdb6
人気なのか、かなりにぎわっていました。こちらの人は日曜日は家族そろってランチを食べる習慣があるらしいから、みんな食後のデザートを買いに来ていたのかな。整理券を先にとって、番号が呼ばれたら注文できるスタイル。
ここで、友達とスイーツを食べながらナポリの治安について語りました(笑)

ナポリはとっても美味しい食べ物、スイーツがたくさんあるのでグルメ旅行者には外せない場所なんではないでしょうか。
ナポリはアフリカ系の移民の方が多く、慣れていない私的には少し怖い気持ちになってしまいましたが、特になにも危険な目には合わず、楽しく過ごすことができました。まぁ変な人には近づかないとか、持ち物に気を付けるなど世界のどこでもやっている対策をしていれば大丈夫だと思います。
ナポリの人たちは陽気でパワフルで、人が集まるところはとっても活気に満ちています。
キオスクにバスのチケットを買いに行ったとき、「チケットを買わなくても乗れるよ!」って言って、チケットを売ってくれなかったこともありましたが、良くも悪くもテキトーなマインドがこのナポリの独特な雰囲気を作っているのだなと実感しました。
今回のナポリ旅とポンペイ遺跡に行った様子を動画にもまとめています。
お時間あればぜひ、見てみてください♪