ドイツのベーカリーに入るとどこの店にも並んでいるチーズケーキがあります。それが「ケーゼクーヘン」。
高さは7センチ位ありそうな、どっしりした構えのチーズケーキ。重たそうなのに、なんだかツヤっと輝いて見えてショーケースの中で一番目を引きました。
今回私が訪れたのはドイツのシュトゥットガルト郊外で多く展開している地域密着型の人気ベーカリー Trölsch
Bäckerei Trölsch | Konditorei & Café | Mittagstisch

ヨーロッパでよくあるフォーク刺さりスタイルでの提供
ニューヨークチーズケーキのようにねっとりし感じかと思ったらフォークが簡単にスッと入ったのでびっくりしました。
そしてひとくち食べてみるとめちゃくちゃみずみずしい!
重そうな見た目からは想像できないフレッシュ感。
しっとりふんわり、甘さ控えめでペロッと食べられてしまいます。
スフレチーズケーキとレアチーズケーキの中間みたい。
この「ケーゼクーヘン」ドイツ語で
ケーゼ=チーズ
クーヘン=ケーキ
ということで、ただただ普通に「チーズケーキ」と言う意味なんですね。
使われているのはチーズとヨーグルトのような低脂質かつ水分量の多いクワルクというチーズ。
日本ではあまり馴染みがないですがドイツでは日常的に食べられている乳製品のひとつです。
そんなクワルクをたっぷりと使うことでドイツのケーゼクーヘンはどっしりとした見た目とは裏腹に驚くほどみずみずしく、軽い食感になるんです。
それから気になったのが、底の方に少し散らされているふっくらしたレーズン。ひと切れあたりほんの数粒だけですが程よい甘酸っぱさがいいバランスでやってきます。
そういえば日本でも、大阪の有名なスフレチーズケーキにレーズンが入っていますよね。
チーズケーキの歴史を見ればドイツの方が古く、チーズケーキにレーズンを合わせる発想はヨーロッパのお菓子文化を見ると何も珍しくはないと思います。
もしかしたら、大阪のおじさんもドイツのこのケーゼクーヘンからインスピレーションを得たのかな?
直接的な関係は分かりませんが、遠く離れた場所でもチーズのコクとレーズンの甘酸っぱさの組み合わせが美味しいと思うのは共通しているということですね。
世界のどこでも食べられているチーズケーキですが国が変われば親しまれている味も変わります。
ヨーロッパの中でもかなりのチーズ消費国であるドイツで日常的に食べられているクワルクを使った、ケーゼクーヘン。
ずっしり重たそうな第一印象とは全く違い、いくらでも食べられそうなくらい軽くてみずみずしい味わいでした。

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